::: ホームご挨拶 > 『地区協議会によせて』 森 洋(国際ロータリー2780地区/2011-12年度ガバナー)
3月11日・14時46分ごろ、マグニチュード9.0を記録する地震が東北地方太平洋沖で発生し、停電や火災、津波などの被害が拡大しています。その後、地震による余波は原子力発電所の故障にまでおよび、1000年に1度といっても過言ではない国難を迎えております。被害者および被災地の方々に心からお見舞い申し上げます。1日も早い復興、復旧を願うばかりです。

さて、今年の地区協議会は平塚北RCのホストで東海大学で開催されます。約1年かけて準備をいただいた平塚北RCの杉森会長、梅原実行委員長、会員の皆様、コ・ホストをお努めいただいた第8グループのクラブ会長、会員の皆様、さらに学校行事の多いこの時期に快く会場を提供していただいた東海大学並びに関係者各位、そして、本日のリーダー、サブリーダーを務めていただく方々に心から感謝と御礼を申し上げます。

1月15日から24日までカリフォルニア州サンディエゴで開催されました国際協議会に参加し、8つの本会議、11のセッションでしっかりと研修を受けてまいりました。次年度のテーマは『心の中を見つめよう 博愛を広げるために』です。哲学的でありますが、われわれ日本人にとっても分かりやすいテーマではないでしょうか。

カルヤン・バネルジー次期RI会長は、何かを成し遂げようと思うならありとあらゆる知恵を絞らなければなりません。それには、まず自分自身の内側から始めるのです。すなわち、まず自分自身を見つめ直すことではないでしょうかと語りかけました。さらに、年度の強調事項として、『家族』、『継続』、『変化』の3つを上げられました。万事は『家族』から始まり、よき家族を持つことが充実したロータリー活動につながります。ひいては世界に貢献することになります。世界のロータリーのあり方も『継続』をもとに進もうとしております。ロータリーは世界の実情を知り、ロータリーの存続のためにもわれわれが『変化』する時だとおもいます。

地区協議会は、RIの会員であるクラブの次年度の指導者、特にクラブ会長、幹事、各委員会の委員長の方々に、次年度ガバナーとしてRIの最新の情報をお伝えし、より良いクラブ作り、魅力あるクラブ作りのためにリーダーシップ、指導的役割の任務を果たしていただくためのRIが定める研修であります。

ロータリーの運動は大きく変化しています。地区の組織もロータリーの活動も従来より早まっています。この協議会で研鑽をつまれ、新年度7月にスタートできるよう準備万端整えられることを希望いたします。