今年度の地区幹事、大和中RCの藤塚と申します。
先に「幹事の役割と分担」について進めさせていただき、引き続いて次年度・地区幹事の石井さんよりお話をさせていただます。
お話の部分はなるべく短くして、質疑の時間を多く取りたいと考えておりますので、質問だけでなく、日頃より皆さんで思っておられることなども発言していただまして、討論出来ればと思いますので、どうぞご遠慮無くご発言をいただたいと思います。
尚、二人のお話が終わった時点で休憩を取ります。
今日お集まりの各クラブでは、事務局さんを置いているクラブがほとんどと思われますが、いろんな手続き・報告・案内などは、地区あるいはRIから、クラブ事務所にFAXやメール、あるいは郵送で届きます。
それらの処理を事務局さんに、任せきりにするというのではなく、しっかり点検・把握・管理をしていただいて、理解をしておいていただくようお願いいたしたいと思います。
『手続要覧』にも『クラブ幹事要覧』にも、事務局の任務は一言も触れられていません。
むしろ、諸外国では事務局無しで、幹事宅に事務所を置いているというお話も聞いたりもしております。
ですから、すべてクラブ幹事の仕事として先ず理解する、その上でうまく事務局さんにコンタクトして連絡を取り合う事、事務所を訪問して打合せをすることが重要ですし、たとえば突然に事務局さんが何らかの理由で、退職されてしまうというような事態を、私も実は経験していますが、頼り切っていると非常に苦労することになります。
ですから、よく連絡を取り合って、信頼関係を築いておくことが肝要かなと思います。
幹事さんの任務についてですが、既に『クラブ幹事要覧』なるものが、各クラブ宛に昨年の11月頃に届いていると思います。
ですから、しっかりお読みになり、あるいは日頃より傍に置いて、活用出来るよう準備されていることとは思います。
クラブ定款・推奨細則まで掲載されておるようでございますので、敢えてここでは説明を省略させていただきます。
更に詳しく知りたい方、あるいは調べたいという方は、RIのウェブサイトにアクセスして調べてみるのも、一つの方法かと思います。
いろんな情報が満載ですし、各種の手続きが『会員アクセス』という場所がありますから、これを利用してオンラインで、閲覧・更新が出来るようになっております。
また、必要な資料をダウンロードして活用するということも出来ますから、大変便利になったと言えますし、心強い味方にもなるはずでございます。
ここまでは手続き上のことに関してお話させていただましたが、幹事の大切な役割として、クラブの運営上では『会長の女房役』としての任務があるのだと思います。
会長と幹事は、「運営責任者と執行責任者」というような意味で、『車の両輪』に例えられたりもします。
クラブ内外のいろんな情報は、先ず執行責任者の幹事さんに集まりますから、それらをうまく交通整理をして対処する、ということが求められると思います。
会長さんや委員長さんとよく相談されて、クラブの要として、ロータリーを楽しみながら是非ご活躍いただたいと思います。
次に現在、RIはどのような方向を目指しているのか、どんなことをクラブに要望しているのかを少しお話させていただたいと思います。
●クラブ長期計画と研修リーダー
既に数年前から盛んに出てくる言葉が、『長期計画』です。
かつてロータリーは、単年度制ということで、次年度の事は次年度のスタッフで計画し実施されてきました。
今でもそのような形で取り組まれているクラブが多いと思いますが、RIでは3年程のスパンでクラブのあるべき姿について計画を立て実行しながら、毎年進捗状況を点検するよう奨励しています。
決して単年度を否定している訳では無いと思われますが、クラブを活性化して勢いのあるクラブにするには、長期的な展望に立って、毎年進捗状況を点検しながら進めるよう奨励しているのだと解釈いたしております。
●クラブ研修リーダーの設置
長期計画を推進するためでしょうか、クラブに研修委員会を設置し、責任者を『研修リーダー』と呼び奨励しています。
今ある『R情報委員会』は、無くなって行くのだと思います。
地区組織においても、次年度は単独でのR情報委員会は無くなり、研修委員会に吸収された形になっております。
●R財団の『未来の夢計画』が次々年度から実施されます
既にパイロット地区として世界の100の地区で実施されており、その成果もウェブサイトに発表されているようです。
当地区としましても、今年度の後藤ガバナーは『未来の夢計画準備委員会』を立ち上げ、会合が持たれて来ましたし、『ガバナー月信』にもその内容が掲載されましたから、お読みになった方も多数おられるかと思います。
R財団が膨大な事業の申請を処理するのに莫大な費用と時間が掛かるため、権限や資金の管理を地区に委譲しようとするものです。
目的としてはいくつかありますが、財団が管理していた決定権を地区に委ねるということ、補助金申請の手続きを簡素化すること等です。
また、6項目の重点分野があり、人道的な支援を強調しております。
補助金の種類は、グローバル補助金と新地区補助金の二種類、新地区補助金はDDFの50%までを地区の裁量の中で決めて良い事になっているようです。
細かな規定もまだありますが、次年度より各クラブに周知を計るためセミナー、あるいはクラブに訪問して説明する、等の動きが始まることと思います。
事業を展開する上で資金的にも有利な面がありますから、是非挑戦する事をお考えいただければと思います。