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2.ロータリー平和フェローシップのこれから
サブリーダー 山科 誠 (逗子)
こんにちは。

実は私、ロータリーの平和フェロー委員会の委員長をさせていただいてます。
今年で2年目でございます。
通常は1年で辞めれるはずですが、森ガバナーからご指名をいただきました。

『平和フェロー』というのは、世界中から博士課程の平和学の奨学生を預かっております。

それは、博士課程で2年間勉強するということで、私も2年間やれということであるかと思うのですが、平和フェローを知っている方はいらっしゃいますか?


(挙手)


・・・1名ということは、ほとんどがご存知ない方だと思いますので、後ほどご質問があればお答えさせていただきます。


それでは、『未来の夢計画』についてお話をさせていただきます。

6つの重点分野の取り組み事例ということで、平和と紛争予防・紛争解決というのがございます。

その中で、活動のアイディアということで、国際平和と紛争解決について研究し、紛争の影響を受けた地域で、活動に取り組むことを望む奨学生を派遣するという事でございます。

これからの若い人達が、「平和を実践で活動する方に支援の奨学金を差し上げて、勉強してもらおう」というのが、そもそものスタートでございます。

平和フェローは、まだ今年で10年目でございます。

ロータリーの長い歴史の中で、実験課程なので知らない方が大多数なのですが、本格的にやっていく先駆けとして、そういう専門家を育てていこうというのであります。

RIは、学ぶためには学校が必要ですので、世界の7つの大学と提携いたしまして、日本では馴染みがありませんが、『平和学』という講座を受講した学生を対象に、平和学を2年間勉強していただいて、修士の博士課程を取っていただこうという奨学生基金でございます。


日本に来ている学生は、大体30歳代の社会経験がある方や家庭を持っている方ですので、従来の奨学生とは少し違います。

日本では、国際基督教大学が受け入れ先ということで決まっております。

なんで国際基督教大学かというと、世界で博士課程を取る為には論文を書くのですが、論文は全て英語なんですね。

授業も英語でなければいけないというので、最初から最後まで英語で対応出来るのは他にもあるかもしれませんが、国際基督教大学になります。


私が2年前に8期生の学生を1人、カウンセラーとしてお預かりしております。

ユリ・ハスというこの青年はパレスチナ出身の学生で、パレスチナとイスラエルの紛争を専門に勉強していこうとしております。

昨年参りましたメアリーさんは、90年代ソビエトの冷戦抗争を解決するにはどうしたらいいかというテーマで勉強をしております。

それぞれの学生が自分の問題点を見つけて、社会の中で、「理論でなく実際の活動としてどう活かすか」という、広大な目標を持った学生達でございます。

ロータリー財団が、最低数百円のお金をかけて1人の生徒を支援しますので、今後は平和フェローをもっと増やし、受け入れ先の大学も増やして、日本からもどんどん行ってもらって、将来の日本の柱になるだろうと思うのですが、資金も大変掛かりますので、ご理解いただきたいと思います。

東京の三鷹を中心に、千葉・神奈川で学生を受け入れておりますが、将来的には日本全国で受け入れられると思います。

今回10期生を7月に迎えることになるのですが、10名参りまして、この地区ではアメリカのワトソンさんをイソガイさんがカウンセラーとして受け入れてくれます。

彼も「ピース・スタディ」という勉強をしています。

メアリーさんは鎌倉のハリガイさんがカウンセラーということで、面倒をみていただいております。


平和フェローにつきましては、以上で説明を終わります。


【横須賀北RC:芹澤達之】
どうもありがとうございました。
『WFとDDFの使われ方』を、堀川サブリーダーお願いいたします。
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