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3.地区対応の環境問題について
サブリーダー 小西 英昭 (伊勢原中央)
サブリーダーを仰せつかりました、伊勢原中央ロータリークラブの小西でございます。

本年度地区社会奉仕副委員長を務めております。
どうぞ宜しくお願いいたします。


私の担当テーマは、環境問題についてでございますが、ご存じのように地区社会奉仕委員会は、昨年度は国際奉仕、職業奉仕と同じく奉仕プロジェクト委員会の傘下にありまして、また、本年度は職業奉仕が単独の委員会となりましたので、現在は社会奉仕、国際奉仕の二つの委員会が奉仕プロジェクト委員会となっております。

更に次年度は、奉仕プロジェクト委員会がなくなりますので、それぞれが単独の委員会となり、元々の委員会組織に戻る事となります。

従って、本日の分科会も社会奉仕委員会のみでの分科会となっております。


私のお話しするのは、環境問題ですが、これは昨年11月1日に地区社会奉仕委員会で行いましたセミナーの内容を中心にお話しさせていただきたいと思います。

ご承知の通り、環境問題は多岐にわたって、また、サイクルの長い問題でありまして、容易に解決策を見出せる問題ではありませんが、だからと言って、このまま放って置いてはならない将来への大きな課題でもあります。

そこで我々ロータリークラブとしては、また、各ロータリアンの一人ひとりが、その意識を深めて行動していかなければならないと考えます。

つい最近では、3月11日に東北・関東を襲った大震災では、思いもよらぬ原子力発電所の放射能拡散による、大気汚染がかつてない問題として、我々の人体に及ぶものとしてだけでなく、野菜や果物、そして魚貝類と食料にもその影響が出ております。

こうした、昨今の大変重大な問題とも向き合って行かなければならない、新たな大きな心配事であります。

しかし、本日はこの問題は別としまして、特に当神奈川県が全県を挙げての取り組みしつつある環境プロジェクトに対し、我々ロータリークラブも、県の目指す所に少なからず歩調を合わせ、共に取り組んで行こうと云う考えのもとセミナーを開催し、各クラブから会長、社会奉仕委員長、奉仕プロジェクト委員長等100名近くの方々に参加をしていただきました。

神奈川県の環境対策について、県の地球温暖化対策課アジェンダグループリーダー浦さんに講演をいただきました。

環境問題の重要性を再認識していただき、その啓蒙をはかれればと考えた訳です。

10年程前に、やはりロータリーでも環境保全の問題をテーマとして取り上げられた時期もありましたが、今日では更にこの問題は深刻な問題として、また身近な問題として考えなければならない、大変緊迫した状況として捉えなければならない事となって来ております。

世界各地で起きる、様々な異常気象や気候変動、そして自然災害の肥大化が身近な所で起きています。

こうした不安が、ひしひしと近づきつつある様な気がいたします。

我々が今出来る事は、せめて自分自身と、その周囲の人々を巻き添えにして、より多くの人々にこの問題への関心を深め、大切さを知らしめる事ではないかと思います。

昨年9月13・14日に、朝日新聞社主催の『地球環境フォーラム2010』では、「水と地球を考えよう」というテーマで行われ、その中で


【1】 温暖化は地球全体の大きなスケールで、長続きする対策が求められている為、消費者・企業・自治体等を急速に巻き込み、国境を越えて「世界のグリーン化」を目指す事。

【2】環境にやさしい都市、住宅とはどんな機能を備えれば良いのか、高度な地域、冷暖房施設や自然エネルギーの活用、また、太陽光パネル、二次電池を有効に活用すれば、家庭での使用エネルギーを効率よくマネージメント出来る。



・・・としています。


そして、地球環境への負担を減らす「環境経営」が、企業の生き残りを左右する時代となるとも云っています。


こうした中、我が神奈川県も「かながわ地球環境保全推進会議」の中で、県民・企業・WPO等108団体が、行政と協同連携して地球保全に取り組むための行動指針として、「新アジェンダ21かながわ」の目指す持続可能な社会の実現に向けて活動をしようとしております。

身近な所では、全国に先駆け既にCO2削減を目指す電気自動車の早期普及、促進、それに対応する急速充電のスタンド設備を緊急課題としております。

また、21項目からなる環境対策に個人・団体を問わずアジェンダ21を提唱し、広くその参加・登録を募っております。

是非、皆様にもご参加いただければと思います。
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