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2. 会員増強について
サブリーダー 杉岡 芳樹 (相模原)

本日のここには、各クラブの『会員増強・会員維持』委員長そして広報委員長の皆さまが参加していただいております。

私が担当したしますのは、『会員増強部門』についてであります。

森年度の地区会員増強・会員維持委員長の、第5グループ相模原ロータリークラブの杉岡です。次年度はロータリー家族部門も委員会事業として取り込まれております。


今回は諸事情がありまして、この部門の担当を命ぜられたのは4日前でした。

本来は今年度担当をしております米山奨学部門を担当するはずであったのが、急きょこちらの会員増強部門を担当せよということになりました。

まだしっかりと、この部門の準備をしていない状況であります。

言い訳ではありますが、内容的に充分準備ができなかったため、せっかくの参加されている会員から不満が出ることは覚悟しております。

事前に取ったというアンケートでは、過去にない素晴らしい地区協議会の内容を期待されているともありました。

ご期待に添えないかとは思いますが、ご容赦をお願いして始めさせていただきます。



4月も中旬となり、この地区協議会もそうですが、各クラブも次年度に向けての活動が始まるころになっています。

今年度の委員会事業も終盤となり、委員会事業の成果も固まりつつある時期になってまいりました。

本年度の各クラブにおける会員増強は、どうなっているのでしょうか。

各クラブの会長エレクトは、毎年6月1日までにクラブの会員増強目標を書式にて地区ガバナーエレクトに提出をしています。

この書式には、


  「会員増強の重要性を強調するために、クラブ会長エレクトは、
    クラブ会員全員と協力し、次年度の会員増強目標を設定する必要があります。」



・・・とあります。


そして、その書式によって提出された純増数字は、地区合計172名の純増目標となっていました。クラブ会員全員の意思が反映されての数字だと思います。

そして、第2780地区の後藤ガバナー年度の昨年7月スタート時点では68クラブ、2257名でありましたが、2011年2月末現在で2273名です。
現在、16名の純増となっています。


ただし、毎年6月末をもって退会されるメンバーが多いことを考えますと、増加は厳しい現状となっています。

当地区では、2005年7月時点で地区会員数2494名でした。
と言うことは、この5年ほどで220名ほどの減少となっています。

日本のロータリー会員数の推移を見ても、同様のことが言えます。

1997年6月末では、日本34地区に2238クラブ、131731名の会員数を擁していました。

しかしながら13年連続で減少をし、2010年6月末で2309クラブと、クラブ数は71増えていますが、会員数89700名と42031名、約3割の会員減少となっています。

当地区においても、この流れに歯止めをかけることができない状況ではあります。


今年度当初、後藤ガバナーは当地区会員数をこの3年間、継続して純増5%の目標を掲げました。

そして、「3年後にはRIの推奨する望ましい地区会員数2700名を達成する」との目標でありました。

この2700名とは、7年前の中西ガバナー年度の会員数に戻すということになります。


会員増強はなぜ必要なのでしょうか。

この話しになりますと、まずクラブで「増強など必要ないよ」というメンバーもいます。

しかし、毎年クラブ会員の自然減などで5〜10%の会員減少があると見られます。
増強をしないままでいると、5年で半分近くまで会員数は減少します。

当然、平均年齢は5歳上がります。


後でアンケートにも出てまいりますが、当地区では平均年齢が65歳以上というクラブが14以上あります。

そのままですと、平均年齢も70歳を超えてしまいます。
単純に年齢で推し量ることはできませんが、クラブの活力が低下するのではないでしょうか。


クラブが地域に根を下ろし、かつ地域住民の要望に応える奉仕事業の展開の為には、広く職業分類から、的確な人物をなるべく多く会員に迎えることが大事だと思います。

クラブ内の例会・会合・事業においても、老・壮・青のバランスによって相互に影響し合うことでクラブの活性化が図られるのではないでしょうか?


また、新会員の入会『新しい血の導入』は、クラブの組織の活性化を期待できます。

また、地区運営の財政上の健全化のためにも増強が必要であるとのことでの数値設定でありました。

この目標を達成するため、本年度委員会では佐野委員長以下委員の皆様の努力をしておりますが、現実的には厳しい数値となっています。

2010年12月の半期を終えて34名の大量退会者もあり、先ほどの数字である2273名となっています。

事業年度内、まだ2カ月半の期間があります。
ぜひ現年度においても増強活動はお願いいたします。


さて、次年度森ガバナーエレクトもこの現況に、相当な危機感を抱いております。

地区内のクラブ数も、次年度スタート時には、前年の68クラブから66クラブに減る予定です。

地区財政も困窮してきており、ガバナー事務所の家賃交渉をしたのですが、不調に終わりました。
そのため7月からは、事務所を藤沢駅南側の賃貸ビルに移転する予定です。

さらに、経費の大幅な節約のため、各クラブへの連絡をFAXからメールにする。
会議・委員会にはお茶も出ない・・・等々の経費節減をする予定です。


また、地区の委員会のスリム化も図っています。
地区組織の肥大化もありますが、直接的には会員の減少により地区運営資金が厳しくなっている現状があります。

森ガバナーエレクトは地区運営方針には、当然として会員増強・維持に対し継続して純増5%の目標を掲げております。

相当に強い言葉で、この数字の達成を強調しております。

具体的な行動計画等については、ここにおられます次年度クラブ増強委員長も対象に含めた『会員増強セミナー』を予定しております。

8月の会員増強及び拡大月間に向けて、毎年7月に開催をしていた増強セミナーを、6月6日(月)に予定をしています。

「会員増強に向けてより早いスタートをしたい」という森ガバナーエレクトの要望で、本年度中に開催するということになりました。


先ほどの地区目標、会員純増5%増強ですが、次年度はこの数値を具体的に各クラブ純増3名以上という数字で表わします。

本日午前中のPETS、そして協議会での『会長・幹事会部門』でも、森ガバナーエレクトもこの目標について話されていると思いますが、この3名の増強については、まず会長エレクト1名の増強目標。

できれば、年度当初の7月までに、入会または入会手続きまで持ってくる。

加えて、会員増強委員長自らが1名。
そして、会員によって1名の増強。
これでもう3名の増強ができます。
66クラブが各3名の増強ができれば、198名の増強です。

自然減を含めた会員の減少はもちろんあると思いますが、『会員純増5%=2011年7月地区会員数を2270名』と仮定すると、114名となります。目標は達成できます! 
どうでしょうか?


また、次年度はその増強対象に『女性』に重点を置こうと考えています。

先ほど地区の会員数は、この5年間で200名以上減少していることは話しました。

ただし、女性会員は2011年2月現在154名で、5年間で23名増加しています。

現在で全会員の6.8%になっています。
日本全国では4%ということですから、この地区は女性割合が比較的多くなっていますが、世界では15%の女性会員がいます。

まだまだ、女性会員の増強は可能であると思います。

その為、地区内の女性会員のネットワークを強化して、女性会員の増強を強力に推進していこうと考えています。

地区内では、2011年2月末現在、女性会員0のクラブは19クラブあります。
3割近くのクラブに、女性会員がいないということになります。

女性会員の入会によって、クラブ例会が明るくなったという話をよく聞きます。

女性会員候補者の情報も地区より発信したいと考えますが、ぜひ女性会員の増強にチャレンジしていただきたいと考えます。


そして、次年度の地区会員増強・会員維持委員会は『ロータリー家族部門』も担当いたします。

「ロータリー家族としての会員、そして会員の配偶者や子供・親戚・元ロータリアン・亡くなったロータリアンの配偶者等のロータリーの家族的な心配りや善意の行動は、様々な考えを協力的に分かち合い、会員を増強し、退会を防止し、組織を強化し、さらに人道的奉仕活動を発展させることによって、社会の信用を得、活力ある豊なロータリーの発展につながることを期待」されて、

ロータリー家族委員会の設置が、2003〜04年度RI会長によって提唱されました。


まさに、この考えを具体的に推進するのが、『増強』に寄与すると考えます。
この具体的なプログラムも、提唱できればと考えています。


次年度の地区として、より詳しい、具体的な増強についての考え方や取組方、プログラム等については6月6日の増強セミナーをお待ちください。

すべてをここで話してしましますと、セミナー参加が少なくなるといけませんので、このあたりで与えられたテーマであります「会員増強について」の部門を終わります。


くれぐれも、増強セミナーにご参加のほどをお願いします。

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【司会進行及び会場説明】 次・地区副幹事 千葉 茂 (横須賀北)