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8. フォーラム04「会員増強と広報」
サブリーダー 相澤 光春 (ふじさわ湘南)
2011〜2012年度、森洋ガバナーエレクト・地区運営方針の冒頭に、ポールハリスの言葉として


  『世界は絶えず変化している。
   私たちは世界とともに変化する心構えがなければなりません。」



と引用されました。


そして、近年のロータリーはポリオ撲滅をはじめ、R財団をはじめR1プログラムの増加と会員の減少化と地区組織の肥大化に大変危機感を持たれており、森年度の最重要課題として会員増強(維持)を掲げられております。

今年度の後藤ガバナーはガバナー月信に「魅力あるクラブづくりを」の中で、ロータリーの財産は「人=会員」だとのべております。

また、ロータリーの網領の第一にも「奉仕の機会として知り合いを広める」何よりも人、人がロータリーの基盤であると言われました。 

ここ数年地区は、純増1名という目標に向かって各クラブにお願いし、ご協力いただいております。


今年度より3年間地区長期計画として、会員増強・維持の目標5%純増、R1の推奨する望ましい地区会員数2,700名とする高い目標を掲げました。

最初にお話し申し上げましたが、PETSの中で目標5%を3人以上の増強(会長・幹事・担当委員長各1名)、特に女性会員の増強をお願いしたい。

それは、1人でも多くの会員を増やし、先にお話しいたしましたように、奉仕の機会として知り合いを広める。

また、同じ志を持つ会員を1人でもロータリー奉仕活動に参加をしていただく機会としても、本日ご参加された方々のお力添いをお願い申し上げます。


会員増強には、『新会員の勧誘・現会員の維持・新クラブ結成』の三要素がございます。

1人でも多く、ロータリーの奉仕活動に参加をしていただくため入会してもらい、会員維持率を高めるためにも、クラブは会員と地域社会にとっての重要性を保ち、クラブのプログラムと地元地域社会への奉仕に会員を効果的に参加させることにより、プログラムなどに関心を持たせるような対策を講じるべきです。

また、会員を増やす主な要素として、『手続要覧第一章』に8項目がございます。


 1.会長からの一貫した熱意ある奨励および支持。
 2.入会式などクラブ活動への参加など新会員のためのプログラム充実。
 3.新会員の推薦者の表彰。
 4.会長およびガバナーが、クラブの会員増強を表彰。現会員の維持を図る。
 5.妥当な会員・地域社会に対する奉仕。
   ロータリー家族が受けるロータリー会員としての恩恵を強調、
   注目に値する適切なロータリーの広報。
 6.広報活動。
 7.適切な支援を受け、充実した会員増強委員会。
 8.会員基盤を築くための職業分類調査。



そして、ロータリークラブは次のことを行うべきである6項目があり、奉仕活動と広報との重要性について、その中で奉仕活動を常に地域社会にとって重要性のあるものに保ち、プロジェクトと奉仕活動について地域社会に効果的に知らせます。


また、会員の関心を絶えず引きつけるものにして、会員を参加させ関心を絶えず引きつけるようなクラブ活動を行うとしております。

クラブは、長期計画の立案プロセスに継続的に取り組むべきであり、会員基盤・プログラムプロジェクトについて、継続的に査定評価を行い地域社会と会員にとって十分重要性を保ち、その期待に応えるべきであります。

ロータリーの目的の本質は、「個人による奉仕の理想の実践を受諾する」ことにあり、この責任の中には、個々のロータリアンが他の人とロータリーを分かち合い、 適格者をロータリークラブ会員に推奨することによって、ロータリーの拡大に寄与することとなります。


それでは、会員増強の3つの要素の1つの「新クラブの結成」ということについて、私の経験したことについてお話しをさせていただきます。

ふじさわ湘南RCは、2000年9月27日に、会員数27名で地区69番目(平均年齢47歳)、創立総会を当時のガバナー小澤一彦様と、スポンサー・ロータリークラブである藤沢南RCのご尽力により誕生いたしました。

27名中、女性会員が9名でありました。

創立総会の1年位前から4〜5人が中心となり、主に夕方に集まれるように会合を計画し、その都度1人が1人を連れてくるような形式を何回も何回も繰り返すように開催し、最初は誰も連れてこなく、次第に希望者を連れてこなくてはという「意識」を強く持つようになり会員が増えていきました。

勧誘する人が「強い思い」を持って、本心(もちまえの心)であたることが大事だと感じました。


私共クラブでは今年で7回目を迎えました、名称「新倉杯争奪サッカー大会」を青少年の育成を目的に開催いたしております。

運営は鵠沼小学校のスポーツ少年団にお任せし、当日に表彰状・メダル・トロフィーなどをクラブで用意をするという役割分担で実施しております。


何お話しをいたしたかと言いますと、


●1つ目は、青少年のスポーツ(サッカー)を主催することにより、参加者などにロータリーの奉仕活動を理解してもらう。

●2つ目は、共催者の鵠沼スポーツ少年団の父兄の方々ならびに参加される他の少年団の父兄の方々・地域社会の方々と親睦が図れる(毎回参加校が違う)。

●この大会を、地域社会にミニコミ誌を使って広報する。

●その結果として少年団の方が入会していただき、現在大会の実行委員長として活動いただいております。

 (1)奉仕プロジェクトの実施
  ↓
 (2)奉仕プロジェクトの広報
  ↓ 
 (3)会員増強



『ロータリー章典』の中に、


「いずれのロータリークラブも毎年主要な社会奉仕活動を1つ提唱することが望まれる。成功した奉仕プロジェクトはロータリーに対する一般の人々の認識、理解を普及徹底させるのに非常に効果的な方法の1つと考えられている。従って成果を挙げたプロジェクトについてこれを一般の人々に広く知らせる活動はロータリー広報にとって不可欠である。」


・・・とされております。


最後に、『ロータリーの友』4月に「小さなクラブの大きな試み」という記事が載っておりましたので、それをご紹介させていただき「フォーラム4」を終わらせていただきます。

また、時間の都合で、各フォーラムのまとめは報告書にて発表させていただきます。
ありがとうございました。





▽『ロータリーの友』4月号「小さなクラブの大きな試み」 より

わが町は、町として日本一広く、一方で人口密度が低いとされる所ですが、クラブは創立時の会員数25人を割らないよう、30数年前から最終例会を夜間にして親睦を図るなど努力しています。
地域にはライオンズクラブもあり、勧誘時には会費と月間例会日数を比較され会員増強に悩んでいます。創立50周年を控え、時代に即応する改革が提案された。

(7項目)
1.全例会を午後6時半開始に変更
2.通常例会は食事なし、月の最終例会は出欠を取り、当日の会費(2,000円)で賄う
3.年末家族会、新年会、花見は無駄を拝し、親睦を心掛ける
4.国際ロータリー、地区、分区の負担金は従来通り
5.従来の奉仕活動は会員数に応じた活動とし、質を下げない
6.予算は過去の決算を参考にして実態に即したものとする
7.特別積立金年1万円は継続、年会費12万を8万円に圧縮


8万円の会費では何もできないと思われるかもしれませんが、予算の範囲で奉仕活動を予定通り実行しています。

50周年の大きな節目を前に、脱皮を心掛け、次代に引き継ぐ準備をしたいと思っています。
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【司会進行及び会場説明】 次・地区副幹事 千葉 茂 (横須賀北)